入れ歯の痛み | 八王子市大塚の歯医者 入れ歯・インプラント・矯正 あきいけ歯科

入れ歯の痛み

2025年2月10日

部分入れ歯(天然歯が1本以上残っている)でよく聞く悩みは「バネをかけている歯が痛む」「粘膜が擦れて痛む」です。

「バネをかけている歯が痛む」

義歯で補っている本数分の力をバネをかけている歯が負担しているため、過剰な負荷により歯を痛めていると考えられます。

当然、義歯を作成するときには力のかかり具合や安定性を計算していますが、硬いものを強く噛んだり、古くなった入れ歯を使い続けることで支えている天然歯に負担が蓄積されていきます。

最悪の場合、支えになっている歯の根っこが折れて抜歯になることがあります。

痛みが発生したら我慢せずご来院ください。

 

「粘膜が擦れて痛む」

義歯が古くなったり、硬いものを強く噛んだ時、義歯を支えているバネが変形し緩むことがあります。

緩んだバネでは義歯の横揺れや沈み込みを抑えることが出来ず、義歯の樹脂部分と歯茎が擦れて傷が出来てしまいます。

義歯の緩みや不安定さを感じたら、痛みが発生する前にご来院ください。

 

 

総入れ歯で最も多く聞く悩みは「入れ歯が外れる」です。

よく外れる入れ歯は痛みが出やすい入れ歯です。

お口を開けて外れた入れ歯が、再度噛んだ時に歯ぐきに強い力で打ち付けられます。

繰り返し起こることで痛みが発生し、入れ歯が不安定で横滑りすると擦り傷が出来てしまいます。

食事中には入れ歯と歯ぐきの間に食べ物が挟まりやすくなります。

 

下あごは顎の関節を支点に前後左右上下と色んな方向に動きます。

咬み合わせる時は垂直の力だけでなく横揺れの力もかかります。

咬み合わせは顎の関節によって安定しますが、患者さんによっては顎の関節が緩んでしまっていたり、逆に癒着してしまっていたり、また顎関節症など問題を抱えている場合もあります。

特に、合っていない入れ歯、古い入れ歯を長期間無理に使い、顎の関節に負荷が蓄積していることがあります。

その場合は動作が安定せず、下顎が前後左右にぶれて様々な痛みの原因になってしまいます。

 

このような場合、出来るだけ均等に歯が接触するように入れ歯の設計・調整を行う必要があり、この調整をしっかり行えることが歯科医師・歯科技工士の腕の見せ所です。

ただ入れ歯を削れば治るという痛みではないので、調整にお時間をいただくこともございます。

 

 

しかし、大前提として義歯に天然歯と全く同じ機能を求めることはできません。

天然歯と同様な使用感を求め、食べ物や生活の制約をしたくない方には、安易な義歯作成はお勧めしません。

ご自身に合った義歯、治療法を選んでいただくため、ご来院の際にご要望をお聞かせください。

 

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