舌の構造 | 八王子市大塚の歯医者 入れ歯・インプラント・矯正 あきいけ歯科

舌の構造

2023年9月25日

舌は前方2/3の舌体、後方1/3の舌根に分けられます。

舌根にはリンパ組織である舌扁桃が存在します。

舌体の表面は 4種類の「舌乳頭」 という突起に覆われていています。

 

糸状乳頭しじょうにゅうとう

舌の全面を覆い先の尖った指のような形をしています。

機能として、食物をなめとりやすくしていて、舌の感覚を鋭敏にする感覚装置であるとも考えられて

います。

味を感じる【味蕾】がなく、味を感じません。

茸状乳頭じじょうにゅうとう

茸の様な形状をし、舌に広い範囲にありますがその数は、糸状乳頭よりはるかに少なく、白い糸状乳頭

の間に所々に赤く丸い頭を見せているものです。

下の血液が透けて見えるので赤く見えています。

成人では味蕾がほとんどないのが一般的です。

葉状乳頭ようじょうにゅうとう

舌の後部(奥の方)の側面に上下に長いヒダをなして、前後に並んでいます。

ヒトでは発達が悪いので不明瞭です。

有郭突起ゆうかくにゅうとう

舌の後部に並ぶ大きな乳頭で、その数は12〜16個が一般的。

直径2mm前後でドーナツ状の形状をしています。

 

舌には、舌神経や舌下神経などの神経がつながっていてその機能の制御をしています。

舌神経は、複数の脳神経からの神経線維がまざって入っています。

舌の触覚、痛覚などの感覚と、味覚の情報が舌から舌神経(+舌咽神経)に伝えられ、触覚や痛覚などの感覚は、その後三叉神経と舌咽神経(+迷走神経)というのを経由して脳に伝えられます。
※味覚は、鼓索神経(舌前2/3)、舌咽神経(舌後1/3・咽頭)、迷走神経(舌根部・咽頭・喉頭)

舌下神経は、舌の筋を動かす運動性の脳神経です。

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