2023年7月29日
グラディアダイレクトは「ハイブリッドセラミック」とも呼ばれており、これまで歯の修復に使用されてきた「レジン(プラスチック素材)」に陶器素材の「セラミック」を混ぜ合わせた素材です。
レジンにセラミックが加わることで、見た目の色や透明感をより自然に美しく仕上げることが可能です。
プラスチックのような変色の心配もほとんどなく、きれいな状態が長持ちすることが特徴です。
従来のレジンを用いた修復治療では、治療部位を周囲の歯と同じ色にすることはできませんでしたが、グラディアダイレクトには豊富な色展開があり、組み合わせることでより自然な色味に仕上げることができます。
従来のレジン(プラスチック素材)は非常に柔らかく、咬み合わせや咀嚼によって削れや欠けが生じ易い素材でした。グラディアダイレクトはプラスチックよりも高い耐久性を誇り、長期間安定して使用することができます。
また、強度が高まることにより従来のレジンでは対応できなかった大きさの治療を可能にしました。
さらに、セラミックが加わることにより表面にある目に見えない凹凸や溝が減少し、ステインやプラークが付着しにくくなることでむし歯の再発を減らすことができます。
定期的なクリーニングと併せることで、10年以上健康な状態を保つことができます。
グラディアダイレクトでの修復治療は歯の型取りを必要としないため、1日で治療が完了します。
型取りを行う場合に比べ、歯を削る量を最小限に抑えることができます。
型取りをして作るかぶせ物(銀歯)と違い、削った部位に直接材料を流し込んで完成させます。
そのため歯と素材の密着度が高く、間にむし歯が再発する確率を大幅に下げることができます。
型取りしたかぶせ物と違い、何度でも修正修復が可能なのも特徴です。
金属を使用しないため、金属アレルギーの方や金属による歯ぐきの変色などが気になる方にも使用可能です。
お口の症状・状態によっては適用が望ましくない場合もあります。
まずは、お気軽にご相談ください。