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唾液の役割

2023年7月29日

 

唾液には、口の中を清潔で健康に保つ様々な働きがあります。

主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1L~1.5Lほど分泌されます。

 

唾液の作用

  • 汚れを洗い流す「浄化作用」
  • 細菌の繁殖を抑える「殺菌作用」
  • 消化酵素アミラーゼによって消化を助ける「消化作用」
  • 歯から溶け出した物質を戻す「再石灰化作用」
  • ㏗を一定に保つ「緩衝作用」

 

 

唾液の減少

唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などに伴って減少します。

唾液が減少すると、口の中は細菌が繁殖しやすい環境になります。

常に口の中が乾燥していると虫歯・歯周病になりやすかったり、舌の痛み、口臭の原因、物がうまく飲み込めない、口が乾いて話しにくい等、さまざまな症状を引き起こす原因になります。

 

口の渇きやネバつきを感じることが多い場合、食事の際にはよくかむようにしましょう。

軟らかいものばかり食べていると、よく噛む事をしなくなるので、口の周りの筋力が衰え唾液の分泌が減少する原因にもなるのです。

また、梅干などのすっぱいものを食べると、唾液の分泌量を増やすことができます。

朝など、唾液が出にくいと感じるときは、すっぱいものを食べるのも、ひとつの方法です。

唾液腺のある場所を軽くマッサージ(※)したり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効です。

※口腔がん治療、不整脈、血栓症、動脈硬化に該当する方は控えるか、主治医に相談の上行ってください。

 

呼吸の仕方によって口が乾燥する場合もあります。

ご自身はどのような呼吸をしているでしょう。

口を閉じ、鼻で呼吸できていますか?

姿勢の悪さや、マスク生活の息苦しさによって、口を開けて呼吸する方が増加しています。

口を開けていることで、乾燥以外にも問題が起こります。

【口呼吸による問題】

 

また、健康な若い人でも、夜寝ているときには分泌量が少なくなります。

朝起きると、口の中のネバつきや、口臭が気になりがちです。

起床時のネバつきや口臭の予防には、就寝前の丁寧なブラッシングと、マウスウォッシュなどの併用が効果的です。

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