2023年7月18日
一般的にもっとも多くみられるのが「アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)」です。
原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲労による免疫力の低下・睡眠不足・栄養不足(ビタミンB2欠乏)などが考えられています。
アフタ性口内炎では、赤く縁取られた2~10mm程度の円型または楕円形の白い潰瘍が、頬や唇の内側・舌・歯ぐきなどに発生します。
小さなものが2~3個群がって発生することもあります。
普通は10日~2週間ほどで痕は残らず自然に消滅します。
治りにくいとき、範囲が広いとき、何度も再発するときは、ほかの病気の一症状であったり、薬が原因の場合もあります。
女性の場合は、ホルモンバランスが乱れ、体力を消耗しやすい生理前や妊娠期にもできやすくなります。
口内炎をつくらないためには、口の中をいつも清潔にしておく習慣が何よりも大切です。
食事の後や就寝前の歯磨きはもちろん、1日1回は隅々まで丁寧なブラッシングを心掛けましょう。
歯ブラシは、小さく柔らかめの毛先のものを使い、力を入れ過ぎずやさしく磨きます。
口内炎ができている場合は、炎症部位に刺激が加わらないように注意しましょう。
疲れやストレスを溜めないこと、ビタミンB群を補給することも予防策のひとつです。
通常のアフタ性口内炎は自然に消滅しますが、軟膏や貼付剤、スプレータイプの治療薬などを症状に合わせて使用するといった方法があります。