2023年6月16日
妊娠初期(0~3か月)
妊娠により、女性ホルモンが増えることで口腔内の状態は大きく変化します。
口腔内を正常に保つ唾液の分泌が低下し、トラブルになりやすい時期です。
妊娠中でも治療は受けられますが、初期はつわりがひどいため、予防に努めることが大切になります。
むし歯予防に効果的なフッ素配合歯磨き剤の使用もおすすめです。
妊娠中期(4~7か月)
一度に「食べられる量」が減少傾向にあり、空腹状態が多く、間食などの「食べる回数」が増えやすい時期です。
妊娠中は唾液の量が減り自浄作用が弱まるため、食後の歯磨きによるケアや、歯磨きの基本を再確認してリスクを減らすことが重要になります。
この時期は、体調も比較的安定しているため、歯科治療を行う場合この時期が適しています。
妊娠後期(8~10か月)
出産後の準備や日々の仕事や家事で忙しくなり、歯磨きをおろそかにしてしまいがちな時期です。
むし歯の原因菌は家族、特に母親の唾液を介して子供に伝播します。
母親の口腔内環境が子供の口腔内に影響するため、妊娠中から産後の治療と予防が非常に大切になります。