2023年6月14日
日本人の主な死因は
1位 悪性新生物
2位 心疾患
3位 老衰
4位 脳血管疾患
<令和2年(2020)人口動態統計月報(概数)の概況より>
脳血管疾患では、年間に約10万人(2020年)が死亡しています。
昭和 45 年をピークに低下傾向にありますが、最近の研究では、口の中の病気によって脳梗塞が生じることがわかってきました。
脳梗塞は、脳の血管のプラーク(粥状の脂肪性沈着物による血管壁の盛り上がり)が詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んで来て脳血管が詰まる病気です。
酸素や栄養が届かずに脳細胞が死んでしまうことで死に至る病気です。
歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。
さらに、高血圧・高コレステロール・糖尿病・喫煙・肥満などは全身疾患にかかる確率を高めてしまうため、それらの因子の改善と合わせて、歯周病の治療や予防が重要となります。