2023年4月14日
「病気の症状の一つとして口臭が発生する」ことについて話しましたが、全く逆の「口臭がないのに口臭があると思い込んでしまう」という心の病気が存在します。
これが「自臭症」です。
ただの「思い込み」と軽くとらえがちですが、常に精神的なダメージを受けている状態です。
口臭を過剰に気にするあまりノイローゼ状態に陥り、人との付き合いが恐くなり、引きこもってしまうケースが少なくありません。
また、ほかの口臭とちがい実際には口臭がないため、治療が難しい深刻な病気です。
医師に口臭がないといわれても本人が納得できず、余計にストレスを抱えてしまう場合が多いようです。
原因は人によって異なりますが、多くは過去のトラウマと言われており、幼い頃や思春期に他人から口臭を指摘されたケースが多いとされます。
几帳面な人や神経質な人、思い込みが激しい人に多く見られます。
対策には以下の方法があります。
※かかりつけ医から大学病院の口臭外来へ紹介してもらう
もし、ご自身の周囲に該当する人がいれば、歯医者に口臭の相談、専門医を受診し、ゆっくり時間をかけて改善するサポートをしてください。