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歯周病とは?

2023年2月10日

歯周病とは?

歯周病とは、歯垢や歯石を住処とする細菌が原因で発生する、お口の中の感染症です。

この細菌(歯周病菌)が、【歯周組織】に様々な悪い影響を与えていきます。

初めは歯肉に炎症を起こす程度ですが、そのうち出血を伴うようになり、次第に歯を支える顎の骨を溶かします。

溶けてしまった顎の骨は、自然に再生することはありません。

そして進行すると膿や痛みに悩まされ、やがて大切な歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。

 

また、歯周病は高齢者がなる病気というイメージがありますが

・年齢が上がる程要因が増える

・重度に進行し症状を自覚する人が多い

というだけで、誰しも歯周病の危険とは隣り合わせで生活しています。

 

 

日本人が歯を失う原因の代表が、歯周病・むし歯です。

2018年に全国2,345の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果によると、歯を抜く原因のほとんどがむし歯と歯周病でした。

 

1位 「歯周病」(37.1%)

2位 「むし歯」(29.2%)

 

むし歯と歯周病を合わせると、なんと全体の66.3%です!!

 

 

このような結果になる理由には、歯周病は痛み等の自覚症状が出にくいという点があります。

実際、成人の8割が歯周病であると言われているにもかかわらず、ご自身

が歯周病であると自覚されている方はごくわずかです。

やっと自覚症状が出たころには、歯周病がかなり進行していると考えられ、歯を失う確率が高くなります。

 

 

また、むし歯を治療して銀歯やセラミック、インプラントなどの人工物に変えたことで「もう治療とは無縁だ!」と安心している方も多いようです。

しかし残念ながら、むし歯と歯周病では全く別の治療が必要になります。

特にインプラントが入っている方が歯周病を放置してしまうと、土台となっている骨が溶かされインプラントが抜け落ちてしまう可能性があります(インプラント周囲炎)。

 

また 近年では歯周病菌が血管を通って全身に回り、脳梗塞、心筋梗塞、細菌性心内膜炎、糖尿病、関節リウマチなど全身疾患を引きおこす、死の病ともいわれるようになってきています。

 

>>歯周病が全身に及ぼす影響

 

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