歯の周囲の構造 | 八王子市大塚の歯医者 入れ歯・インプラント・矯正 あきいけ歯科

歯の周囲の構造

2022年12月30日

歯の周りの組織は歯周組織といい、歯を支える役割があります。

歯根部

歯のうち、歯ぐきの中に埋まっている部分です。

 

歯肉

歯槽骨を被っている軟らかい組織で、一般には歯ぐきと呼ばれている部分です。

歯肉はとても軟らかい組織であり、ちょっとした刺激で傷ついて出血したりしますが、通常はブラッシングなどで出血することはありません。

歯周病など様々な病気の症状が表れる組織でもあります。

健康な状態では薄いピンク色をして引き締まっています。

 

歯肉溝

歯肉と歯の境目にある小さな隙間、ポケットです。

健康な人でも1~2mmの深さがあります。

歯肉溝に歯垢(プラーク:細菌の塊)が溜まると、細菌が毒素を排出し歯肉が炎症を起こして腫れます。

歯肉が腫れ出すと溝が3㎜~6mmと深くなり、ますますプラークが溜まりやすくなり症状が進行してしまいます。

進行していくと歯周組織が徐々に破壊され、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

 

歯根膜

歯根部分表面のセメント質と歯槽骨の間を結び付ける0.3mmほどの組織。

繊維性の結合組織を主体とした組織で、歯周靭帯ともいわれます。

歯と歯槽骨の間をつなぎ、まるでクッションのように、歯にかかった圧力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげ吸収しています。

また、極端に固いものを噛んだ時に痛いと感じるのは、この歯根膜が圧力センサーの働きをしているからです。

 

歯槽骨しそうこつ

歯を支えている顎の骨で、歯はこの骨の中にしっかりと根を下ろし、物を噛む時などに加わる強い力に耐えています。

歯周病などでは歯槽骨が大きく破損し、歯がグラグラと揺れるようになり、最終的には支えがなくなり歯が抜けてしまいます。

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