歯の構造 | 八王子市大塚の歯医者 入れ歯・インプラント・矯正 あきいけ歯科

歯の構造

2022年12月23日

むし歯や歯周病などの病気、歯並びについて知るためには

歯の内部構造について知ることが必要です!

エナメル質

歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織です。

何百万本という半透明のガラス繊維のような小柱からできています。

ダイヤモンドを10として硬さを1~10段階に分けたモース硬度という指標でみると、水晶(モース硬度7)と等しい硬さがあります。

しかし、むし歯菌の出す酸に簡単に溶けてしまうという弱点があります。

 

 

象牙質ぞうげしつ

エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部までの歯を形づくる組織です。

モース硬度は5~6でエナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。

象牙質には象牙細管というレンコンの穴のような細い管が無数に通っています。

歯を削った時やむし歯ができて痛むのは、この象牙細管の中を刺激が伝わるためです。

 

 

セメント質

歯根部の表面を被っている組織です。

骨とよく似た組織でモース硬度は4~5です。

セメント質には、歯根膜しこんまく(歯の根と顎の骨の間にある厚さ0.3mmほどの組織)の線維が小さな束になって入り込んでいます。

線維の反対側は歯槽骨しそうこつ(顎の骨)の中にもしっかりと入り込んでおり、ハンモックのように歯を固定しています。

 

 

歯髄しずい

一般に神経と呼ばれる組織です。

血管や神経がたくさん通っている軟らかい組織で、歯の心臓部とも言えます。

“神経を取る”という治療は、この歯髄を取ることです。

歯髄は象牙質に栄養を補給しているので、歯髄を取った歯は痛みを感じることがない代わりに、歯自体が脆くなってしまいます。

安易に神経を取ることが無いように、自身のお口の中の状態を把握しむし歯を予防することが大切です。

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